本日の補修はかなり革が硬化してしまい、
表面の色もポロポロ剥がれてしまっている、本来でしたら補修対象外の施工です。
硬化が今後も更に進んで行くのが予想され、耐久性は保証できないという事をご理解して頂いた上での作業になりました。
全体にひび割れが多数出来ていて、場所によっては剥がれてしまっています。
この様な状態の場合、表面をギリギリまで削ってひび割れの角をとり、それでも消えないものは
特殊な充填剤を入れて、ひび割れを消していきます。
しかし割れやシワを消し過ぎると、逆に車両の年式に合わなくなり違和感が出てしまいますので加減がポイントになります。
ここまで見た目が良くなりました。
数箇所ひび割れが進んで切れてしまっている箇所があり、穴を塞いで補修しているのですが
ステッチにかかっている穴は耐久性を考慮しリペアした結果、ステッチが薄くなってしまったところがあります。
見た目か?耐久性か?このバランスが補修の一番の悩みどころでも有り、より良い仕上げ目指し
日々精進だと考えております。
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